足のサイズについて

足に合った靴を履いていますか？意外と知らない足のサイズの測り方を解説

皆さんは靴を購入する時、しっかり足にフィットする靴を選べていますか？　実店舗でもちょっと履いてみて、無理なく入るから、と簡単に購入している人も多いのではないでしょうか？　また、最近はECサイトなどを使って通販で購入する人も増えていますから、合わない靴を選んでしまうことはさらに増えているのではないかと思います。

そこでこのコラムでは、足に合わない靴を履いているとどんな問題があるかという点や、フィットする靴を選ぶための方法などをわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んで靴を購入する際の参考にしてくださいね。

靴が合わないことから起こる問題や、その原因

ここでは合わない靴を履いていることから起こる問題や、なぜ合う靴を選ぶことができないのかを紹介しましょう。

合わない靴を履いていると何が起こる？

靴擦れ 新しい靴を履いた時や足にフィットしていない靴を履いていると、靴の中で足が動いて靴の特定の部分で擦るような現象が起こり、靴擦れが発生してしまう場合があります。靴擦れを起こすと痛みで歩きにくくなりますし、タコやウオノメの原因にもなります。

外反母趾 外反母趾とは、足の親指が小指側に曲がる力が掛かり続けることで、親指の根元部分が突出したような形になり、腫れや痛みを伴う状態です。特に女性が発症することが多く、悪化すると関節の脱臼が起こって歩行が困難になる場合もあります。

むくみ 足を締め付けるようなサイズの靴や、大きくて足にフィットしない靴を長く履いていると、血行が悪化して足がむくみやすくなります。むくみは女性であれば見た目の悪さが気になるでしょうが、むくみが起こっているということは血流が悪化していることですから、場合によっては血栓が出来て重篤な症状が起こるリスクが上がります。

身体の歪み 合わない靴を履いて活動していると、徐々に膝や腰に痛みを感じることがありますし、身体のバランスが崩れてしまうこともあります。

なぜ靴選びの失敗は起こるのか？

現代の日本人なら子どものころから靴を履く文化に馴染んでいるはずなのに、なぜ靴選びに失敗してしまうのでしょうか？　靴選びを失敗するポイントを以下に記載します。

自分の足のサイズを知らない 多くの人が、「自分の足は○○センチくらい」、とぼんやりと把握をしていることが多いですが、実際に足を計ったことがある人は少ないのが実情です。

フィットする靴がどんなものかイメージがつかめていない 靴を買う時に足が入って痛くなければ良い、という程度で判断している人も多いと思いますが、靴がしっかり足にフィットするために見るべきポイントは複数存在します。靴を選ぶ際の注意点は次の項目で解説します。

足に合う靴の選び方

ここでは足にフィットする靴の選び方をまとめていきましょう。

足に合う靴ってどんな靴？

靴を買う時は以下の点をチェックしましょう。

• 足の甲をしっかりホールドするか
• かかとが余らずしっかり治まっているか（かかとのカーブと靴のカーブが合っているか）
• 足の指を動かせる余裕があるか （かかとと甲がホールドされた状態で足先に10mm程度余裕があるか）
• 横幅が合っているか
• 土踏まずの形状に靴の内部のラインが合っているか

足のサイズの測り方

もし可能であれば、オーダーで靴やインナーソールを作ってくれるショップに一度行ってみると足のサイズを細かく測ってもらえます。しかし、行ける範囲でそのような場所が見つからないという方は以下の方法で測ってみてください。 ※足のサイズをしっかり測るには一人では困難なので、誰かに協力してもらいましょう。

• まず、足のサイズより大きい紙と定規、筆記用具、柔らかいメジャーを用意します。
• 用意した紙の上で肩幅程度に足を開き、重心がどちらかの足にかたよらないように立って正面を見ます。

足長 足の指が親指より人差し指が長い人は、かかとの中心点と人差し指の先端の長さを測ればそれが足長です。親指が長い人は、かかとの中心点と人差し指の先端を結ぶ延長上と直角になるように、親指位置を反映した長さが足長となります。

足幅 足の親指の根元と小指の根元で横方向に最も突出している部分の距離を測ります。

足囲 足幅ではかった部分の周囲をメジャーで測ります。

上記の3つの数値をメモして、シューズメーカーのホームページなどに記載されている足のサイズ表と合わせて適正な靴を判断しましょう。 ※測り方についてはメーカーごとに多少記述が異なります。お気に入りの靴が既にある場合はそのメーカーのホームページにアクセスして測り方が記載されているか確認しましょう。

まとめ