2023年10月07日

靴ひもについて

ほどけにくい靴ひもの結び方とは?靴の豆知識も解説

このコラムでは、靴ひもがほどける理由やほどけないための方法、人類と靴の歴史など、靴に関して気軽に読める情報を記載していきます。ぜひ最後まで読んで靴に親しみを感じてくださいね。

もうほどけない?!靴ひもの結び方

ここでは靴ひもがほどける理由とほどけにくい結び方について解説します。

靴ひもはなぜほどけるのか?

歩いている時、靴ひもが解けるとわずらわしいですよね。特に急いでいる時や、荷物が多い時にほどけるのは避けたいものです。また、スポーツをする人にとってはプレイのパフォーマンスにも影響しますから、ほどけないようにしっかり結んでおきたいですよね。 しかし、この項目ではまず靴ひもがほどける理由から解説しましょう。アメリカのカリフォルニア大学で、ランニング中に靴ひもがほどける理由についての研究が行われました。これによると、人間が走るときの動作で足が地面についた時にまず大きな衝撃があって、これが結び目を緩める働きをしています。さらに足を振る動作によってほどける作用が働き、ほどける時は一瞬で減少が起こるのだそうです。 この現象は歩いていても同様に発生するらしく、完全にほどけない方法は存在しない、という報告も添えられているのだそうです。

靴ひものほどけにくい方法を教えます

前の項目でほどけない結び方は存在しないと書きましたが、ほどけにくい結び方はあります。一般的には「ほどけないように」という気持ちが先行すると、足の甲を締め付けるような形で、ぎゅっと結びたくなると思います。 しかし、この方法はむしろマイナス効果を生んでしまいます。人間の足は歩行時に甲が前にせり出す動きをするので、あまりきつく結んでいると甲に押されて緩む効果が発生してしまうのです。

そのため、甲の部分には少し余裕を持たせつつ、結び目だけしっかり結ぶとほどけにくくなります。 また、ネット上にはほどけにくい結び方としてイアンノット結びという方法が上がっているので、スニーカーであればそれを参照してください。また、ビジネスシューズなどでは素材的にイアンノット結びをしてもほどける、ということもあるようです。そんな場合は市販で靴ひもをほどけにくくする液体が販売されていますから、ぜひ試してみてください。

人間はいつから靴を履いているのか?

ここではちょっと視点を変えて、人類はいつから靴を履いているのか、という点を解説していきます。

最古の履物は約1万年前のサンダル?

靴の話題に触れたところで、人類はいつごろから「履物」を利用しているのかと調べてみると、約1万500年前には既にサンダルがあったらしいことがわかりました。このサンダルは木の皮から取った繊維を編んで作られているそうで、かかとや甲をひも状に編んだパーツで固定する仕組みも見られますから、きちんと足にフィットする履物として作られていることが分かります。

また、アメリカのミズーリ州の洞窟では、約8000年前のサンダルが多数見つかっているそうですが、デザイン的な違いが多数あるらしく、オシャレの一環として差別化を求めていたのだろうという考え方もあります。

さらにさかのぼって、4万年~2万6000年前には既に動物の皮で足を包む習慣はあったのだそうです。ネアンデルタール人より私たちホモサピエンスの方が足先の骨が細いのは、履物によって衝撃が緩和されていたからという説もあるのだとか。 つまり履物は、何万年という期間に渡って人類とともにあり、進化にも大きな影響を与えているわけですね。

革靴は5500年も前から履かれている?

前の項目では履物について記述しましたが、革靴に関して言えば、今のところ最も古いものとしては約5500年前のものが見つかっています。イラン国境に近いアルメニアの洞くつで発見されたのだそうですが、牛革で作られていて、現代のローファーに似た構造だとわかっています。 5500年も前から靴はあるのか、と考えると感慨深い印象があるとともに、それほどの年月が過ぎても靴擦れがするとか、靴ひもがほどけるなどで悩んでいる人類は、実は大して利口になったわけでもないかもしれません。

まとめ

靴ひもがほどける理由やほどけにくくするための方法、人類と履物の歴史などについてまとめました。人類は5500年も履いている靴について、作るだけでなく修理する技術も発達させてきました。しかし、修理に関してはあまり知らない人が多いかもしれません。 日常的に履いているスニーカーや革靴などが古くなったり傷んだりした場合、廃棄してまた購入するといったことを繰り返していませんか?実はお気に入りの靴は、傷んでいてもプロに頼めば修理して新品に近い状態にできる場合があります。 いずみ靴店は、岡山県倉敷市に位置している靴の修理専門店です。ご来店いただける方だけでなく、遠隔地でも宅配などでやり取りできますので、大切な靴をよみがえらせたいと思う方は、まずは当店のホームページのお問合せフォームからご連絡ください。